「旅先では、その土地らしい時間を過ごしたい」
そう思ったとき、シェラトン鹿児島はまさにぴったりのホテルでした。
鹿児島の象徴 桜島を望む客室、鹿児島焼酎やクラフトジンが楽しめるバー、地元食材を活かしたスイーツや軽食。
そして、温泉やクラブラウンジといった充実の館内設備。
市街地から少し距離はありますが、そのぶん静かでゆったりとした滞在が叶います。
この記事では、実際に泊まって感じた「良かった点」と「気になった点」の両方を正直にご紹介します。
シェラトン鹿児島の基本情報|立地・価格・チェックイン時間まとめ
ホテルの基本スペックと運営ブランド
シェラトン鹿児島は、マリオット系列のプレミアムホテルです。
Marriott Bonvoyの対象施設で、ポイント獲得や宿泊も可能。
館内には温泉やカフェ、バー、クラブラウンジなど多彩な施設が揃い、上質な滞在が楽しめます。
アクセスは、鹿児島空港から鹿児島中央駅までシャトルバスで約40分。
そこからはホテルの無料シャトルバスで約10分、観光がてら徒歩で向かうと15分ほどです。
駐車場も完備されており、1泊1,500円で利用できます
チェックイン・料金目安
- チェックイン:15:00〜
- チェックアウト:〜12:00 (ゆったり)
宿泊料金の目安(2025年6月時点):
- デラックスルーム:18,000円〜
- 桜島ルーム: 27,000円〜
- 桜島クラブルーム:37,000円〜
楽天トラベルとの連携により、楽天ポイントとマリオットポイントの二重取りも可能です。
🛎️ 客室や館内施設、料金の目安をより詳しく知りたい方は、以下予約サイトで確認できます。
宿泊して分かった、シェラトン鹿児島のおすすめポイント
シェラトン鹿児島に宿泊して特に印象に残った、5つの魅力を紹介します。
桜島ルームやカフェ、クラブラウンジ、バー体験など、滞在価値を高める要素が詰まっています。
桜島ルームやクラブラウンジから望む絶景|桜島を独り占めできる贅沢体験
客室に足を踏み入れ、カーテンを開けた瞬間。
そこに広がるのは、錦江湾に浮かぶ雄大な桜島。思わず「おぉ…」と声が漏れるほど、圧倒的な存在感があります。

この絶景は、桜島ルームのほか、クラブラウンジからも楽しめます。
桜島ルームは他の部屋と比べて価格は上がりますが、その価値は十分に感じられました。
朝焼けに照らされた桜島を眺めながら過ごす時間は、他では味わえない特別なひとときです。
写真や動画では伝わらないスケール感があり、ぜひ体験して欲しいお部屋です。
知覧茶や地元食材を使ったスイーツも楽しめる &Moreカフェ
館内のカフェ「&More」では、鹿児島の地元食材を活かしたスイーツや軽食が楽しめました。
特に印象的だったのが、知覧茶を使ったパンナコッタ。

お茶の香りとクリーミーな舌触りのバランスが絶妙で、まさにご当地ならではの一品でした。
知覧茶とセットで提供されており、甘味と渋味の調和を楽しめる点も魅力です。
他にも、霧島栗を使ったモンブランなど季節の素材を活かしたスイーツが揃っており、次回は別のメニューにも挑戦してみたいと思えるラインナップ。

なお、カフェは宿泊者だけでなく外来利用も可能。
仕事や勉強の場としても利用されており、地域に開かれた空間になっているのも好印象でした。

個室ブースや電源もあるので、鹿児島在住なら仕事や勉強にフラッと立ち寄る使い方も良さそうです。
シェラトン鹿児島のクラブラウンジ|ワーケーションにも軽食にも快適な空間
18階のクラブラウンジは、仕事にも、軽食やドリンクを楽しむリラックスタイムにも活用できる快適な空間でした。


Wi-Fiと電源完備の長机があり、軽くパソコン作業をするのにも十分。個室スペースもあり、ビジネス利用にも適しています。

コーヒーやジュース、牛乳、トマトジュースなどが冷蔵庫に揃い、仕事中でも飲み物には困りません。
軽食としては、ナッツ類やフルーツ、スナックが用意されており、小腹を満たしたい時にちょうどいいラインナップでした。

夕方のカクテルタイムには、ビュッフェ形式でさつま揚げや焼酎との相性が良い地元のおつまみも登場。

“だいやめ”というライチの香りがする焼酎はソーダ割りにすると驚くほど飲みやすく、印象に残りました。
桜島ルームからの景色も素晴らしかったですが、ラウンジからの眺望もまた格別。
日中の作業や夕暮れ時の一杯を、より豊かな時間に変えてくれる空間です。
シェラトン鹿児島のバー「VIVARIUM」でご当地カクテルを楽しむ贅沢なひととき
シェラトン鹿児島の最上階、19階にあるバー「VIVARIUM(ビバリウム)」は、雰囲気・味・眺望の三拍子がそろった素晴らしい空間でした。
良いホテルのバーでその地域一押しのお酒と、それを使ったオリジナルカクテルに出会えるのが旅の醍醐味。VIVARIUMもまさに、そんな体験をさせてくれる場所でした。

ビバリウムとは「生物の住む環境を再現した空間」を意味しています。
そのコンセプトに合わせてバジルやローズマリーといったハーブが随所に飾られ、心地よい香りが漂います。
落ち着いた照明と鹿児島の夜景が相まって、大人の時間を演出してくれました。

著名なお酒はもとより、鹿児島焼酎やクラフトジンが所狭しと並べられており、見てるだけで楽しい。今回は焼酎とクラフトジンを使ったカクテルを楽しみました。

特に印象に残ったのは、鹿児島ならではのカクテル体験。
マティーニは普通ジンベースですが、代わりに焼酎(森伊蔵)を使った面白い組み合わせ。
森伊蔵はクセがないすっきりした味わい。
芋の香りはある意味ボタニカルなので、ジンの代わりをしっかり勤めていました。
この森伊蔵は、魔王・村尾と並んで「3M」と呼ばれる鹿児島のプレミアム焼酎のひとつ。入手困難な存在ですが、ここでは贅沢に使われていました。
屋久杉も使った燻製ナッツも良い味を出してました。

バーカウンターで会話を楽しみながら、知らないお酒と出会えるのもバーの醍醐味。
この日は、マスターから鹿児島のクラフトジン3種とウイスキーをご紹介いただきました。
特に印象に残ったのは、左端に並んでいた「AKAYANE 山椒 ジン」。
山椒の香りが鮮烈で、爽やかな余韻が心地よく、ジントニックとの相性も抜群でした。
これまでに飲んだ中でも特におすすめしたい一本です。
ちなみに、この AKAYANE ジンを使ったご当地カクテルを名古屋マリオットのバーでも味わえます。
三河本みりんや味噌パウダー、紫芋のリキュールを合わせた、まさに“名古屋らしさ”を感じる一杯でした。=> 名古屋マリオットのバー体験はこちら

さらに嬉しいのが、夜風を感じられるバルコニー席の存在。
友人やパートナーとゆったり会話を楽しみながら、夜景と共に特別な一杯を味わうことができますよ。
甲突川沿いの公園でリフレッシュ|滞在中の散歩コースにも最適
ホテルの周辺には、甲突川という二級河川が流れており、川沿いには遊歩道やベンチが整備されています。
食後のひと休みや、仕事の合間の気分転換にふらっと出かけるのにぴったりの場所です。

コーヒー片手に川沿いをぶらぶらと歩くひとときも、旅先ならではの贅沢に感じられました。
シェラトン鹿児島に泊まる前に知っておきたい注意点
快適な滞在ができるシェラトン鹿児島ですが、事前に知っておくとより満足度が高まるポイントもあります。アクセスや設備の細かな仕様を事前にチェックしておきましょう。
繁華街からやや距離あり|無料バスの活用が鍵
鹿児島市内には、鹿児島中央駅周辺と天文館エリアという2つの繁華街があります。
シェラトン鹿児島からは、いずれも徒歩15〜20分ほどかかるため、やや距離を感じるかもしれません。
ただし、30分間隔で運行されるホテルの無料シャトルバスを活用すれば、鹿児島中央駅まではスムーズに移動できます。
外出のタイミングを調整すれば、大きな不便は感じませんでした。
キングルームはバスタブなし|温泉でカバー可能
私が宿泊したキングルームにはバスタブがなく、シャワーブースのみの仕様でした。
浴槽に浸かって旅の疲れを癒したい方にとっては、少し物足りなさを感じるかもしれません。
ただ、シェラトン鹿児島の5階には温泉があり、ゆったりとした湯船で疲れを癒すことができます。
そのため、客室にバスタブがない点はそれほど大きなマイナスには感じませんでした。
なお、バスタブ付きの部屋を希望する場合は、ツインルームやスイートルームを選ぶのがおすすめです。
シェラトン鹿児島のジムは快適、でもランドリーはなし
シェラトン鹿児島には有酸素運動やウェイトトレーニングができるジムが用意されています。


ただし、残念ながらランドリーはありません。
ジムで汗をかいたあとのウェアを洗えないのは少し不便で、私は今回はジムの利用を見送りました。
ワーケーションや長期滞在を考えている方は、周囲のコインランドリーを事前に確認しておくと良いかもしれません。
サウナに外気浴スペースなし|本格志向にはやや物足りないかも
温泉に併設されているサウナは、清潔感がありしっかり温まることができました。
水風呂の温度や深さもちょうどよく、サウナ好きとしては基本を押さえたつくりで好印象です。
一方で、外気浴用の椅子が用意されていないため、「ととのう」時間を重視したい方には少し物足りなさが残るかもしれません。
足湯スペースを外気浴に転用するなど、もう一歩工夫があるとさらに良くなる印象でした。
温泉・サウナをメインの目的にしている方には、他の温泉宿もあわせて検討すると良いかもしれません。
シェラトン鹿児島「桜島クラブルーム」の客室詳細レポート
今回は17階の桜島クラブルームの宿泊体験を共有します。
客室の雰囲気や眺望をより生で感じてもらえるように、YouTube動画でも紹介しています。あわせてチェックしてみてください。
部屋に入って左手にはシャワーブースと洗面スペースがあり、シンプルながらも清潔感がありました。

シャワーブースにはカーテンこそありませんが、部屋の中央に仕切り扉があるため、プライバシーも確保できます。

アメニティには雪肌精のスキンケアセットが用意されており、上質感が感じられました。

大きめのクローゼットにはガウン、バスローブが揃っており、パジャマの持ち込みは不要です。
また、温泉用スリッパ (青色のもの) もあり、温泉へ行く際にも便利でした。

広めのベッドエリアにはキングサイズが。少し硬めですが、寝心地は良かったです。寝返りを打っても揺れにくく、快適に過ごせました。
窓際にはソファと円形のテーブルがあり、コーヒーを飲みながらくつろぐのにもぴったりです。

デスクまわりはややコンパクトではありますが、短時間の作業であれば問題なく使えました。
テレビは大型ですが、部屋があまりにも広いため少し遠く感じるほどでした。

クラブラウンジと同じドリンクやスナックも部屋に用意されており、滞在中は自室でも気軽に楽しめるのが嬉しいポイントです。
とはいえ、せっかくなので素晴らしいバーやラウンジにも足を運んでみてください。
シェラトン鹿児島にお得に宿泊する方法
シェラトン鹿児島は高級ホテルゆえに、どうしても宿泊費が高くなりがち。
ですが、ふるさと納税の仕組みを活用することで、実質的に宿泊費の一部を補助することが可能です。
今回は「楽天トラベルのふるさと納税クーポン」を使って、お得に宿泊しました。
楽天トラベルのふるさと納税クーポンを活用
楽天ふるさと納税では、一部の自治体への寄付を通じて、
楽天トラベルで使える「ふるさと納税クーポン」(寄付額の30%相当)を返礼品として受け取ることができます。
たとえば、5万円の寄付で1万5千円分の宿泊クーポンをもらうことができ、
対象のホテルであれば、そのクーポンを使って実質的な宿泊費を抑えることができます。
納税枠を活用できる人にとっては、税控除と旅の満足感を同時に得られる賢い選択肢といえるかもしれません。
※このクーポンを使って実際に宿泊してみて感じた「良かった点と注意点」は、以下の記事で体験ベースでまとめています。
ふるさと納税の枠を活用してお得に泊まりたい方は、下記リンクから詳細をご確認いただけます。
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楽天マリオットの連携でポイント二重取り
楽天とマリオットが連携プログラムを実施しており、楽天ポイントとマリオットポイントが二重取りできます。
普段マリオットから予約している方や、楽天を使っているけどマリオットと連携していない人はこのページを参考にすると、よりお得に宿泊できます。
シェラトン鹿児島の宿泊まとめ|桜島ビューとカクテルが心に残る滞在
シェラトン鹿児島は、桜島の絶景に加え、クラブラウンジやご当地カクテル、地元食材を活かしたグルメ体験など、鹿児島らしさを存分に味わえるホテルでした。
設備も整っており、観光にもワーケーションにもバランスの取れた滞在が楽しめます。
- 錦江湾越しに桜島を望める桜島ルームとクラブラウンジ
- 鹿児島焼酎やクラフトジンを使った、ご当地カクテルが楽しめる最上階バー
- 知覧茶や霧島栗など、地元の素材を活かしたスイーツや軽食
- ワーケーションにも快適な、設備充実のクラブラウンジ
- 食後や仕事の合間にふらっと歩ける、甲突川沿いの散歩コース
特に桜島の景色は本当に素晴らしかったので、初めて泊まる方には桜島ルームを強くおすすめします。
▼ 温泉の写真や他の部屋タイプ、料金や空室状況を知りたい方は、以下の旅行サイトでご確認ください。