様々な投資手法がありますが、最近はインデックス投資から始める人が多いようです。
ある程度インデックス投資を続けると、高配当株投資など他の方法も気になってくるのではないでしょうか?
そこで今回は、ある程度投資を経験した人向けにインデックス投資と高配当株投資の違いを説明し、両方を併用するメリットを紹介します。
利益を使う時期の違いや始めるタイミングも分かりますので、是非最後までご覧ください。
なお、本記事では「インデックス投資」を以下のような前提で記載しています。
利益を使う時期が異なる投資
インデックス投資と高配当株投資を比較すると以下の点に違いがあります。
- 利益を得て使うタイミング
- 労力 (個別株の分析等)
2点目は自明なので、ここでは1点目にフォーカスをあてます。
インデックス投資は老後資金
インデックス投資は運良く長生きした時用の老後資金です。
(年間の生活費 + 交際費) x 25年分程度は欲しいので、投資のコアとして積立しましょう。
高配当株投資は今の生活を豊かにする
一方で、高配当株投資は今の生活を豊かにするための投資です。
毎月の生活費を補填したり、私のように趣味のお金として全部使用しても良いと思います。
インデックス投資でも資産は増えるのですが、キャッシュフローは増えません。また、意外と購入後の投資信託を売却するには度胸がいるもの。
一方で、高配当株投資で配当金を得るには度胸は不要なので、気軽に今のために利益を使えます。
将来に備えるのも大事ですが、人生いつ終わるか分からないので高配当株投資で今も豊かにしていきましょう。
毎年自由に使えるようになった金額 (配当金) を記録すると、モチベーションが上がって良いですよ♪
併用するメリット
インデックス投資と高配当株投資を併用すると、メンタルと成績が安定します。詳しくみていきましょう。
高配当株投資は優良企業の配当利回りが高い時を見計らって購入する必要があります。ただ、景気が良い時には株価がグングン上がってしまい、なかなか買うタイミングがありません。
何も買えないまま上昇する株価を見ていると焦りが生じ、間違った判断をする可能性があります。
ここでインデックス積立投資と併用していると「毎月積み立ててるから焦って買わなくてよい」「積み立て分が上昇していて利益を得られている」と感じ、メンタルが安定します。
結果的に、じっくり腰を据えて優良企業の配当利回りが高くなるのを待てるので、高配当株投資の成績も安定します。
メンタルと成績が安定するメリットがあるので、インデックス投資と高配当株投資を併用することを是非検討してみてください。
始めるタイミング
上記の通り2つの投資を併用するメリットは大きいですが、いつどちらから始めると良いのでしょうか?
まずはインデックス投資
投資に慣れていない方は、まずはインデックス投資から始めましょう。
なぜなら、インデックス投資の方が個別株への投資よりもリターンが高い傾向にあるためです。
より深く勉強したい方は関連記事も読んでみてください。名著を要約しています。
SBI 証券などの証券会社では全世界に分散投資したオール・カントリーなどの投資信託を最低100円から購入できるので、自分が緊張しない金額から始めることをオススメします。
資金と時間に余裕ができたら高配当株投資
以下のような状態になったら高配当株投資も検討し始めましょう。
- インデックス投資を1年ほど行い、資産の増減に慣れてきた。
- 月5万円積立投資できている。
- 個別企業の分析時間を確保できる。
月5万円はあくまで目安です。各証券会社とも10万円/月までのクレカ積立にポイント還元しているので、月10万円でも良いかもしれません。
なお、高配当株投資は優良企業株を配当利回りが高いタイミングで購入する必要がありますので、個別企業の分析方法を勉強したい方は関連記事もお読みください。
ちなみに、いきなり大きな資金を使うとミスした時のダメージが大きいので、SBI 証券の S株 (1株ずつ買える) を活用して小さな単位から購入を始めてみましょう。
まとめ
今回はインデックス投資と高配当株投資の違いを理解しつつ、併用するメリットを紹介しました。
人生長いですが、それがいつ終わるかはわからない。インデックス投資で将来に備えつつ、今の生活を豊かにする高配当株投資にも是非チャレンジしてみてください。
まとめ記事
本サイトには高配当株投資のメリットと分析方法を解説した3つの記事があります。それらをまとめた記事があるので、全体像を把握しつつ個別記事に飛びたいときに便利です。
参考書籍
高配当株投資について更に知識を深めたいときには、以下の参考書籍を読んでみてください。
1つ目はこちら。高配当株投資を始めるきっかけとなった本です。
ド素人の頃から初めて毎月18.5 万円 (222万円/年) の配当金を得るまでの失敗談・試行錯誤や、高配当株の分析方法、永久に保有したい銘柄が分かる良い本です。
同じ筆者の2つ目の書籍です。1冊目よりも内容が濃く深いです。
そのため、1冊目を読んだ後に2冊目を読んだほうがスンナリ入ってくると思います。
上記2書籍を読み、自分で高配当株分析をする際に業界内の立ち位置や売上などを比較する際に便利です。