海外出張や旅行で避けられない「長時間フライト」。
エコノミークラスはどうしても窮屈で、寝づらく、疲れやすいものです。
でも安心してください。
この記事を読めば、ちょっとした工夫でエコノミークラスでも驚くほど快適に過ごす方法がわかります。腰の疲れや足のむくみを軽減し、到着後も元気に動けるようになります。
実際に20カ国以上を旅してきた私が実践している、リアルなコツを紹介します。
通路側のシートを選べば、自由と快適さが手に入る
エコノミークラスで一番大事なのは、いつでも立てる自由を確保すること。
そのためには、迷わず「通路側」を選びましょう。
トイレに行きたくなったときも、軽くストレッチしたくなったときも、隣の人を気にせず立ち上がれる。それだけでストレスが大きく減ります。
長時間のフライトでは、足のむくみや腰の張りが地味に効いてきます。
通路側なら、1〜2時間おきに立ってスクワットを10回ほどするだけでも血流が良くなり、体がすっきり。
この「自由に動ける余裕」が、到着後の体調に直結します。
なお、非常口近くの足元が広い席が確保できれば最高ですが、最近は料金がかかる場合もあるようです。
荷物は最小限。狭い空間をできるだけ広く維持する
エコノミークラスは「いかに自分の空間を広く使うか」が快適度を左右します。
そのためには、機内持ち込みをできる限り減らすこと。
足元や前ポケットをスッキリ保つだけで、想像以上に快適になります。
私が持ち込むのは、次の5つだけ。
- スマホ
- ノイズキャンセリングイヤホン (AirPods か SONY のヘッドホン)
- 電子書籍端末(KoboやKindle)
- ペットボトルの水
- スマホの充電ケーブル
ネックピローは?と思うかもしれませんが、最近の座席には「ヘッドレストアーム」という調整式のサポートがあり、左右から頭を支えてくれます。このおかげで、ネックピローは不要です。
下の動画を見るとわかりやすいので、ぜひチェックしてみてください。

キャリーケースは必ず預け、バックパックやカバンも頭上の棚へ。
足元に何も置かないことで、エコノミーの狭さを最大限カバーできます。
機内は寒いが「モンベル山登りスタイル」で快適に
機内の空調は基本的に寒めに設定されています。
ブランケット1枚では心もとない。かといって厚着をすると汗で蒸れる。そこでおすすめなのが「モンベルの山登りスタイル」です。
モンベルのアンダータイツ+Tシャツ+スウェットという重ね着は、汗を逃しつつ体温を保つという点で、機内環境にぴったり。
さらに着圧タイツを使えば、足のむくみも大幅に軽減できます。
靴はスリッパよりも、軽くて柔らかいスポーツシューズがおすすめ。
唯一のデメリットは、同僚に「山登りでも行くの?」といじられるくらいですが、この快適さを一度体験すると、もう他の服装には戻れません。
エコノミークラスを「漫画喫茶」に変える発想
長時間のフライトを退屈と感じるか、充実と感じるかは「過ごし方」と「マインドセット」次第。
私はいつも、Koboにビジネス書1冊・漫画20冊ほど入れて搭乗します。
フライト直後の1〜2時間は、ビジネス書や実用書などの真面目な読書を。そこから先はリラックスタイムとして、好きな漫画に切り替えます。

機内Wi-Fiをあえて使わず、通知に邪魔されない読書時間を楽しめます。
動画や映画よりも目が疲れにくく、頭も疲れずらいのがオススメのポイント。
ちなみに楽天Koboでは、時々20%オフクーポンが配布されます。
このタイミングで漫画をまとめ買いしておくと、かなりお得に“フライト用ライブラリ”を作れます。
飲み物も食事も出てくるし、静かで集中できる。
もはや「無料で利用できる空飛ぶ漫画喫茶」と言っていいほどです。
ちなみに、現地に着いたあとも、時差ぼけ解消のために夜まで起きておく必要がありますが、動画だと脳が疲れて寝落ちするところを、漫画なら不思議と長く起きていられます。
結果的に、時差ボケを和らげながら現地リズムにスムーズに馴染むことができます。
まとめ:軽装備と発想の転換が、快適フライトの鍵
通路側のシートを選び、荷物を最小限にし、モンベル装備で寒い機内を快適に過ごす。
そして、電子書籍で自分だけの時間に没頭する。
この4つを実践するだけで、エコノミークラスは一気に快適空間へと変わります。
「快適=豪華」ではありません。
自分にとっての最適な空間をつくることこそ、本当の快適さ。
次のフライトでは、ぜひ“漫画喫茶スタイル”を試してみてください。
到着したとき、きっと体も心も軽く感じるはずです。
エコノミークラスの持ち物まとめ(私が実際に使っているアイテム)
エコノミークラスで快適に過ごすための持ち物を厳選して紹介します。
私が20カ国以上のフライトで実際に使ってきた中から、寒さ・むくみ・退屈対策に役立つ必須アイテムをまとめました。
どれも「荷物は最小限・快適さ最大化」を意識した選択で、実際に使ってみて「これがあるだけで全然違う」と感じたものばかりです。
🎧 AirPods Pro 3
機内に持ち込んでも邪魔にならない軽さが最高。
ノイズキャンセリング性能も高く、長時間つけていても疲れません。

私はPro 2を愛用中ですが、価格差がほぼないためリンクは最新のPro 3を掲載しています。
📘 Kobo Libra Colour
カラー対応で漫画がより鮮やかに楽しめます。
物理ボタン付きで、指を動かさずにページをめくれる快適さが◎。
楽天では漫画セールも多く、コスパの面でもおすすめです。
余談ですが、入浴中にページ捲りする時も物理ボタンの方が快適です。
📘 Kindle Colorsoft
Kindleユーザー向けのカラー電子書籍端末。
私も200冊以上Kindleで読んでいますが、正直物理ボタンのある Kobo Libra Colour のほうが快適で、思い切って楽天に移行しました。
今から新しく買うならKoboを選ぶのがおすすめですが、参考までに。

モンベル スーパーメリノウール タイツ
暖かく速乾性が高く、体に自然にフィット。
寒い機内がいっきに快適に。
Amazon や楽天よりもモンベル店舗で購入するのが安くておすすめです。
👕 モンベル ジオライン MW ラウンドネックシャツ
登山家も愛用する高機能アンダーウェア。
上半身をドライに保ち、寒い機内でも快適に過ごせます。
汗をかくと冷たくなるヒートテックよりも圧倒的に快適。
下はスーパーメリノ、上はジオラインの組み合わせが最強です。
Amazon や楽天よりもモンベル店舗で購入するのが安くておすすめです。