山口旅行と聞いて何が思い浮かびますか?
私は偶然雑誌を見るまでは全然アイディアがありませんでした。長州藩と秋吉台くらいかな。
実際には、フグや夏みかん等の美味、天皇皇后両陛下や故安倍元総理も宿泊された高級宿、日本最大規模の鍾乳洞に、史跡など多くの見所がありました。
そこでこの記事では、山口観光のイメージがわかない人向けに2泊3日のモデルコースを共有します。
記事を読み終える頃には山口県の見どころや移動時間のイメージが湧くので、是非最後までご覧ください。
2泊3日の旅程
まずは旅程をシェア。今回は下関のフグ、秋吉台サイクリング、萩散歩3つがメインでした。
1部抜き出して1泊2日にカスタマイズもできますが、2泊3日がオススメです。
- 1日目 12:00山口宇部空港到着
東京羽田から山口県の空港へ移動
- 14:00下関 唐戸市場でグルメ散策
賑やかな市場でランチとカフェを楽しむ
- 17:00大谷山荘宿泊
大満足の高級宿大谷山荘で食事と温泉を楽しむ
- 2日目 11:00秋吉台サイクリング
壮大な国定公園 秋吉台でサイクリング
- 14:00秋芳洞散策
日本最大規模の鍾乳洞秋吉台を散策
- 17:00萩で宿泊
長州藩藩庁のあった萩に宿泊
- 3日目 9:00萩城下町散策
長州藩士のお屋敷を散策
- 11:00松下村塾訪問
明治維新の原動力 松下村塾を見学
- 14:30山口宇部空港から羽田へ出発
仕事に備えて少し早めに東京に戻る
ゆったりめの旅程です。なぜなら、詰め込み過ぎると偶然の発見を楽しんだり寄り道する余裕がなくなるから。
ストレスフリーな休日を楽しみたいなら、絶対行きたい2-3箇所を決めて、後は行けたらいくくらいの計画も検討してみましょう。
偶然見つけた素敵なカフェでのんびりする余裕もできて、旅が楽しくなりますよ。
1日目
山口県は県内の至る所に魅力的な観光地があるので、車での移動が便利。1日目はこんなルート。
山口宇部空港到着
まずは飛行機で山口宇部空港へ。東京羽田から1時間40分のフライト。九州や関西からなら車・電車ルートでも良さそう。
レンタカー受付が空港出て徒歩1分圏内にあるので、便利でした。
下関 唐戸市場でグルメ散策
ここは良い意味で裏切られた場所!想像以上に充実していてもっと滞在したかったです。
唐戸市場の屋上が駐車場になっていて、左手は九州と本州を繋ぐ関門橋。到着早々景色が良い!
右手側には芝生があってのんびりできそう。
唐戸市場は外も中も新しくて綺麗!魚市場なのに臭くなくて入りやすかったです。
所狭しと寿司や海鮮料理が並べられていて活気もあるので、いるだけでも楽しい!
遅めのランチでお寿司を楽しみつつ、コーヒーとジェラートも楽しみました。海をのんびり見ながら美味しいデザートを食べる時間の贅沢なこと!
ちなみに、コーヒーはROY、ジェラートはバンビーニという店が美味しかったです。ROYは内装もおしゃれでインスタ映えもしそう。どちらも唐戸市場から徒歩圏内。
下関だけでも見どころが多く、対岸の門司港はレトロな街並みの素敵な場所らしいので、今度旅行するときは下関・門司だけで1日過ごしてみたいです。
宿泊するとしたら、日清講和条約の舞台にもなった春帆楼に宿泊してみたいなぁ。
大谷山荘宿泊
今回の旅行の意図しないハイライト!「日本の高級旅館にもっと泊まりたい!」と思わせてくれた大谷山荘に宿泊しました。
天皇皇后両陛下や安倍元総理も宿泊した高級宿でラグジュアリーな宿泊体験をしたり、思い出に残る記念日を過ごせます。
施設、おもてなし、料理、温泉、サウナ全て最高で人生に一度は宿泊した方が良いです。
あまりにも良すぎてブログ記事1本別に作成したので、詳細は以下の記事でご覧ください。
親が生きてるうちに連れて行ってあげたい。
2日目
旅行雑誌で秋吉台サイクリングができると知って旅行を企画し始めたので、ある意味メインの日。
秋吉台サイクリング
秋吉台は日本最大級のカルスト台地。国定公園でもあり、特別天然記念物です。
元々3億5千万年前に南方の海で珊瑚礁として誕生したものが、長い年月をかけて大地になったそう(詳細はこちら)。
表面に見える白い岩のようなものが全て元珊瑚礁。目の前のひっっろい台地に圧巻されます。
私は元々ここをサイクリングできると思っていたのですが、カルスト台地内は自転車侵入禁止泣。
壮大な勘違いでしたが、抜け感のすごい景色の中にある道路を自転車で走るのも気持ちよかった。
秋吉台観光交流センターでレンタルできるので、アクティブな旅が好きな方は試してみてください。アップダウンが激しいので、電動自転車を借りましょう。
私は走るのが好きなので、次回はトレイルランをしたいです(秋吉台スポーツの詳細はこちら)。
秋芳洞散策
日本最大規模の鍾乳洞で全長約9km!一般公開されているのは1km。圧巻の景色でした!
入洞料は大人で1300円程度。払うだけの価値がありますし、是非このお金で整備して次の世代も見れるようにしてあげて欲しいなぁ。
入り口。中から水とひんやりした空気が流れてきます。入り口から外を見ると絵になる。
この写真で中の広さを感じて欲しいです。天井高いし、奥まですっごく広いんです!
長く歩くので、運動靴を持っていきましょう。
洞内にはいくつか見所があり、自然の作った芸術を足を止めて眺めていました。
私の写真の腕では壮大さが表現しきれず無念ですが、是非訪れて自分の目で見てみてください。
なお、サイクリングで疲れていたので、終点まで行かずに引き返しました笑。それぐらい長いです。
萩に宿泊
秋吉台と秋芳洞を楽しんだ後は萩へ移動。長州藩(萩藩)の中心地だった場所で、夏みかんの栽培が盛んです。
大谷山荘でお金を使ったので、その日は普通の宿に宿泊。ただ、訪問後に萩は街並み、川、海が素敵な場所だと気づき、高級宿を予約しておけばよかったと後悔。
例えば、萩城下町の中にあり、萩城跡にもアクセスしやすい萩城三の丸 北門屋敷。
もしくは、川沿いの景色を露天風呂からゆったり楽しむ萩八景 雁島別荘に次回は宿泊したいです。
3日目
3日目は帰宅日。翌日仕事だったので昼過ぎの飛行機で戻りました。
萩城下町散策
帰宅前には萩城下町を散策。
碁盤の目上に道が整備されているので、道の端が見えない抜け感がすごい!
歴史を感じる街並みは凛としていて、歩いても自転車で散策しても良い気持ち。お城の近くは水路(お堀?)もありました。
歩き回って疲れたら美味しいコーヒーを淹れてくれる COFFEEBOY 萩店さんで一休み。内装おしゃれですが、席は少なめなのでお気をつけて。
一休みした後は、お土産を買いに光國本店にも足を伸ばしました。夏みかんの砂糖丸漬けをはじめとした名産品が購入できます。
松下村塾訪問
お次は明治維新の原動力となった世界遺産 松下村塾へ!
のちの日本に大きな影響を与える伊藤博文、高杉晋作をはじめとした人々が通った有名私塾。
思ったより簡素で小さめ。講義室は8畳。規模よりも、そこにいる人とエネルギーが大事なんだろうなぁ。
ちなみに、藩校である明倫学舎の授業後に通った塾生もいるそうなのですが、徒歩30分くらい。
日本の将来を議論することに胸を躍らせながら、萩の整然とした街並みを歩いていたのだろうか。
まとめ
山口県2泊3日のモデルプランを紹介しました。
美味しい食事に始まり、記憶に残る高級宿。思わず息を呑んでしまう壮大な自然の中でのサイクリングを楽しみ、歴史にも触れる。
正直旅行を始める前は山口県にこんなポテンシャルがあるとは思っていませんでしたが(失礼)、今後は積極的に旅行に行きたいと思っています。
良い高級宿も多いので、今後も積極的に宿泊記事にします。大谷山荘はとてもよかったので、関連記事も是非目を通してみてください。
旅の中で出会った銘菓はふるさと納税でも購入できるので、試しに食べてみてくださいね。